ユクとゆく

宮古島で保護された犬、ユクとの暮らし。

君には名前がある。ユクというのだよ。

ユクは自分の名前を覚えているだろうか。この人たち、機嫌よろしく撫でにくるときはやたらと「ユクユク」言ってやがるな、くらいには感じているのかもしれないが、それが自分の名であるということまでは、果たしてどうであろう。 散歩中、「あれモモちゃんじ…

空気など読まない犬とマスク社会の恩恵を受ける飼い主。

ユクは本当に気まぐれと言おうかマイペースな犬だ。飼い主が家に帰ってきたとき、きゃあうれしいよ!ぴょーんぴょん!という反応をしない。犬を飼う前は、犬というものはそういう反応をするものだと決め付けていたが、そうでもない。そのようなことは犬によ…

「葉っぱが紅いだけじゃん!」

かつての同僚がそのとき付き合っていた彼女と紅葉を観に行った際、その彼女の口から出たセリフだ。同僚はそのことを大変残念そうに話した。デートのために紅葉の頃合いも見計らい、良い景色を見せようと苦心して連れて行ったのに、紅葉などつまらないから早…

北鎌倉「欒(おうち)カフェ」へ、ユクとゆく。お誕生日会の記憶。

ユクと散歩をしているときに、毎日のように前を通っていながら、なかなか行くことのできていなかったカフェに、ようやく行くことができた。とっても美味しいモンブランと深煎コーヒーをいただいた。そればかりか、なんとユクも一緒にお邪魔して、小一時間ほ…

プーさんスタイルで震える犬。

ユクは二週間に一度、シャンプーしてもらえる。「してもらえる」というのは勝手な人間目線である。至れり尽くせりで羨ましいなぁと思うのだが、犬の方はそのようなことは感じてなさそうだ。ユクは水が苦手だから当然のことだろう。私たちが風呂場の準備をし…